コンセプト
皆さんはどんな時に動物病院に行きますか?
予防で動物病院へ行った際に現状や今後の事を十分に相談できていますか?
~病院に行くのはどんな時?~
ワクチンやフィラリアの予防の時に動物病院に行かれるでしょうか? 嘔吐や下痢をした時でしょうか?どこか痛そうにしている時でしょうか?
元気や食欲がないなどの症状がある時はもちろん動物病院に行かれると思います。
~来院理由の例として嘔吐という症状を挙げてみましょう~
「最近よく吐いている」という症状が出てから病院を受診し、吐き気止めのお薬を処方してもらうと思います。下痢の場合はどうでしょう?下痢の場合も同じく、症状が出てからお薬を飲むと思います。
でも、本当に嘔吐や下痢を止めるだけの治療で良いのでしょうか?
それがペットにとって負担が少ない治療でしょうか?
ワンちゃんやネコちゃんが嘔吐や下痢を主訴に動物病院を来院することは決して珍しいことではなく、私たちが診察する中で最も多い症状の一つと言っても過言ではありません。
しかし、こんなにも多い症状にもかかわらず、その原因は非常に多く存在します。一見、消化器とは関係のなさそうな腎臓や心臓、はたまた脳が原因だったということもあります。
もちろん直近の診察では異常が見当たらなかったのにもかかわらず、急に体調を崩すこともありますが、実はその時から既に病気が進行していたというケースもあり、特に身体に守られている臓器の異変は外から見ただけでは分かりにくいことも多いでしょう。
~次に緑内障という病気を挙げてみましょう~
緑内障は、眼の充血や痛みを生じ、最終的には失明してしまう病気です。顔を撫でるときにいつも見ているはずの眼でさえ、知らない間に日々変化が起きており、オーナー様が気づかれた時にはもう既に進行し、どのような治療を実施しても、元の眼に戻せない事も少なくありません。
色々な種類のワンちゃんやネコちゃんがいますが、犬種や猫種によって発症しやすい病気も異なります。皆様のご家庭のワンちゃん、ネコちゃんのかかりやすい病気を知り、症状が無い元気なうちから変化を診ていくことは、各病気を早期発見・予防できる唯一の方法です。
そして、それは普段の状態を把握しているからこそ違いを比べることができると考えています。早期発見のためには、症状に乏しい小さな病変を見つけなければならず、設備や技術、時間がどうしても必要です。
~現状や今後の事を十分に相談できていますか?~
1時間近く待って5~10分で診療が終わってしまうことなど、ありませんか?
時間を気にして聞きたい質問や相談ができない経験はありませんか?
既に症状が出ている時は、気が休まらず、説明が頭に入ってこないことなどありませんか?
獣医医療は近年幅広く、高度になり、一人の獣医師、一つの施設で全ての疾患を見つけ、高度な治療を実施するのは困難になっていると考えています。
我々の施設では得意としている眼科、腫瘍、歯科、循環器に関して、今後のケアをどのようにしていけば良いかをオーナー様と相談し、可能な限り予防・早期発見・早期治療するよう努めます。また眼科、腫瘍、歯科以外にも二次診療施設と密に連携できるように整えていくつもりです。
元気な時から変化を診ていき、オーナー様が気づかれる前、またオーナー様が症状として気づいた時になるべく治療の選択肢を狭めなくて済む時期に診察をしていきたいと考えています。
診療対象動物
診療対象動物はイヌ、ネコのみ
※眼科のみ要相談
診療内容
一般診療
各種内科、各種検査、各種外科手術、ペットドック(健康診断)を基本とした質の⾼い医療を提供しています。
予防診療
予防診療(各科)、フィラリア予防、ノミ・ダニ予防、狂犬病予防接種、混合ワクチン、避妊・去勢手術など、病気を未然に防ぐ処置を行います。
専門診療
眼科、口腔歯科、腫瘍科の診療に力を入れています。また、整形・神経、循環器など各種専門の先生と連携を可能にしています。
症例
眼科、口腔歯科、腫瘍科の様々な症例をご紹介します。