本日ご案内する病院内の機器はこちらです。

まるでドライヤーのような見た目ですね。外見では何をするものなのかわかりません。
これをどのように使うかといいますとこんな感じ↓です。

このように片目ずつ機器を当てて検査していきます。
(モデル犬はちょっと目をつぶりすぎです・・・。実際はもう少しぱっちりしていただきます。)
実際の検査では部屋を暗くして、機器の先から光が出ますので、大きめなライトのように見えるかもしれません。
ではこれで一体何を検査しているのか?と申しますと、
タイトル通り「ドライアイ用検査機器」ですので、ドライアイに関する項目がいくつか検査できます。
まずはこちらの写真から。
①眼の表面の栄養分がどうなっているか?

どちらの写真も、眼の一部(大まかに言うと涙の栄養分の部分)に光を当てて撮影をしています。
左側は涙の栄養分が光を反射して、白いところが虹色のマーブル模様のように見えています。
眼の栄養分が出ているとこのように見えます。
また、涙の水分が十分にあると、このマーブル模様がゆっくりと動いて見えます。
イメージとしてはシャボン玉の表面を思い浮かべていただけるとわかりやすいでしょうか?
右側はというと、白い部分に虹色がほぼ見られません。
検査では何度か目をぱちぱちさせて、虹色がみられるかどうか・虹色に動きがあるかどうかを確認します。
それでも虹色の部分が見られない場合もありますので、栄養分を作っている工場に何かトラブルがあるのかな?
と考え次の検査に移っていきます。
この機器は色々と検査ができるので、本日のご紹介はここまでです。
次回続きをご紹介いたします。