本日は「ドライアイ検査機器で何が調べられるのか?」シリーズその2です。
前回は「眼の栄養分がどうなっているか?」をご紹介いたしました。
今回は「眼の栄養分の工場はどうなっているか?」です。
眼の栄養分の工場はまぶた(眼瞼)の中にあり、まつげの生え際のあたりを軽くめくると点々と出口が並んでいます。

矢印の先によーく見ると白い点々がありますが、ここが栄養が出てくる所です。(上下あります)
ではもう少しまぶたをめくって、ドライアイ検査機器で見ると・・・、

こんな感じに見えます。
これは機器から赤外線が出ていてこのように白黒に見えます。(肉眼では見えません。)
この写真のだいたいこの部分が工場部分です。

赤丸の中、縦に白黒が並んでいるところがありますが、それが工場部分です。
なんとなくエンガワのように見える部分が、きれいに縦に白黒と並んでいるのが理想的です。
この写真の場合は左の端あたりが少し並びが乱れているように見えます。
その部分の工場があまり栄養分を作れていないと、全体的に眼の栄養分が減ってしまい、
前回の検査での眼の表面の虹のようなマーブル模様が薄くなる、というわけです。
赤外線は私たちヒトも光として感じないため、検査の時はただ機器を当てているだけのようですが、
こうして見えない部分を見ることができます。