お知らせ

エコー検査(超音波検査)について

皆様こんにちは!
今日は当院で使用するエコー検査(超音波検査)の機器についてご紹介いたします。

エコー検査というと、人間の場合はベッドに横になって、ゼリーのついて機械をお腹や背中に当てられて、画面に砂嵐みたいなものがうつる、というあれです。
動物さんも同様にこの検査を実施する場合があります。
皆さんも心臓やお腹で検査して頂いたことが多いかなと思いますが、どういった違いがあるのかをご存じですか?
実は検査する部位によって、体に当てる「プローブ」という部分に違いがあります。

今回当院で下記の新しいプローブを導入したので、ご紹介をさせていただきます。

このプローブというのは、超音波を出している大事な部分です。
このプローブを体の表面に当てると、超音波が体内で跳ね返ってきます。
そうやって跳ね返ってきた超音波を解析したものが、あの画面に映る砂嵐のようなもの、です。
(もちろん検査時に画面を見ながら獣医師がご説明しますのでご安心ください。)

さて、このプローブにはいくつか種類があります。

①コンベックス型

コンベックス型

プローブの先が丸くカーブしているのがおわかりでしょうか?
体表への接地面が大きく、このカーブから幅広く超音波が出るので、放射状に広い視野で観察することができます。
主に腹部を見るときに使用します。

②セクタ型

セクタ型

先程のコンベックス型と比べて先が平になっています。
そのため接地面が小さく密着しづらいですが、高速の動きをとらえる能力が高いです。
主に心臓などを見るときに使用します。

③リニア型

リニア型①
リニア型②

お待たせいたしました。ようやく新しい機器の形、リニア型です。
同じリニア型と言ってもリニア型①と②ではだいぶ大きさが違いますね。
このリニア型は、コンベックス型やセクタ型と違い超音波が広がらずまっすぐに出て高解像度でみることができます。
そのため、コンベックス型で全体的にみた後に、リニア型を使って、詳しくみたい組織をあらためて確認したり、主に体表に近い臓器や血管などを見るのに使用します。

では何が新しいのかといいますと・・・。
プローブの先に書いてある数字をご覧ください。

先の数字にご注目

「10-22」と書いてあります。
コンベックス型は数字が見にくいですが、セクタ型は6、リニア型②も6-12と書いてあります。
これは超音波の周波数を示しています。
新しいリニア型①はこの数字が他のものと比べて大きいですね。
これが特徴です!

超音波はその名の通り「波」つまり振動です。
1秒間に何回音波があるか?ということです。
ものすごく単純に言えば、1秒間に100回の音波があったら100ヘルツという具合です。

超音波の場合、単位が「MHz(メガヘルツ)」なので、1秒間に100万回繰り返される周波数、ということです。
10MHz-22MHzの場合、1秒間に1000万回~2200万回振動する音波が出ている、ということになります。
回数を聞いても想像しにくいですが、大雑把にいうと「とーっても細かく見られる」ということです。
また波が細かい為、遠くへ行くことができないので、接地面から近い距離のものを見るのが得意、ということになります。

じゃあ、新しく導入したこのプローブで具体的に何を見るのかというと・・・
長くなったので、次回お話しさせていただきますね!



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